眼科疾患についてEye disease
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アレルギーAllergy
- 疾患概要
- 花粉・ハウスダスト・コンタクトレンズの汚れなどが目の表面に触れることで、免疫反応が起こり、かゆみ・流涙・充血・異物感が生じます。
季節性(花粉症型)と通年性、さらに重症型のアトピー角結膜炎/春季カタルに大別されます。
- 検査
- ・細隙灯顕微鏡検査:乳頭増殖や充血の程度を観察します
・アレルゲン特異的IgE検査:原因アレルゲンの同定を行います
- 当院で行える治療法
- ・アレルゲン回避/冷罨法
・薬物治療
└抗ヒスタミン/ケミカルメディエーター遊離抑制点眼
└重症例では短期のステロイド点眼 ※眼圧チェック必須
アレルギー検査導入機器
ドロップスクリーンA-1
ドロップスクリーンA-1は、指先から1滴(20μL)の血液を採取するだけで41項目のアレルゲン物質を同時に調べることができます。約30分で結果が得られ、その日のうちに検査結果をお伝えできます。
指先採血のため、お子様や採血が苦手な方でも負担感なく検査を受けて頂けます。
保険適応のため、検査費用は3割負担の方で5000円程度です。- 検査方法
- 指先から1滴(約20μL)の採血で実施
- 検査対象
- 41項目のアレルゲン物質を同時に調べる
- 特長
- 指先採血のため、お子様や採血が苦手な方にも負担が少ない
- 費用
(保険適用:3割負担) - 約5,000円程度
検査項目
検査の流れ
測定中は院外で過ごして頂けます。
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緑内障Glaucoma
- 疾患概要
- 視神経が徐々に障害され、視野が狭くなる進行性疾患です。日本では40歳以上の約5%が罹患するとされ、自覚症状に乏しいのが特徴です。
- 検査
- ・眼圧測定(ゴールドマン圧平/非接触型)
・光干渉断層計(OCT)
・視野検査(静的自動視野計 Humphrey)
- 当院で行える治療法
- ・薬物治療:プロスタグランジン関連薬を第一選択としてβ遮断薬、炭酸脱水酵素阻害薬、Rhoキナーゼ阻害薬などを併用し眼圧をコントロールします。
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ドライアイDry eye
- 疾患概要
- 涙の量または質の異常により、角結膜の乾燥と不快症状(ゴロゴロ感・視力変動・疲れ目)が起こる疾患です。水分不足型・蒸発亢進型・混合型に分類されます。
- 検査
- ・自覚症状評価(OSDI/DEQS問診票)
・BUT検査:フルオレセイン染色を用いて涙の蒸発時間を計測します
・涙液メニスカス高測定、マイボーム腺評価
- 当院で行える治療法
- ・点眼治療
・生活指導/温罨法
・IPL(保険適応外)
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コンタクトレンズContact lens
- 疾患概要
- コンタクトレンズは近視・乱視・老視を矯正する便利な医療機器ですが、不適切な装用は低酸素・感染症・巨大乳頭結膜炎(GPC)などのリスクを高めます。
- 検査
- ・細隙灯顕微鏡:フィッティング評価
・角膜内皮細胞検査
- 当院で行える治療法
- ・軽度の症状には点眼治療や装用中止で対応し、角膜障害や感染が疑われる場合には抗菌薬点眼などを用います。
・装用方法やレンズの見直しも行います。
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眼科一般General
- その他診療
- ・白内障
・結膜炎
・ものもらい
・眼精疲労
・その他